日本語では内臓脂肪症候群といって、内臓近くに脂肪が沢山貯まり、
病気になりやすい状態をいいます。
そうなると、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中等々、沢山の重い病気に
なりやすいことか分かってきました。
この太り方はかくれ肥満とも呼ぱれていました。
これまでは、例えば高血圧とか糖尿病という病気になって初めて治療が
始まりましたが、これからは、内臓に脂肪がいっぱい付いているのが
分かったら、病気の少し手前でもメタポリックシンドロームと診断されて、
早めに治療を始めることになりました。
自分では「まだ病気ではない」と思っていた多くの人か当てはまります。
皮下脂肪のように、体全体に脂肪が付けば、太っていることが外から分かり
ますが、病気に深く関係するのは、皮下脂肪ではなくて、内臓脂肪です。
でも、おなかの中は自分も周りの人も見えないから、気が付きません。
エックス線で測ると正確に分かりますが、手間がかかるので、おなかの
周りの長さを測る簡単な方法が考え出されました。
大人では男性は85センチ、女性は90センチを超えると、内臓に脂肪が
貯まっていると考えられます。
食生活の変化で、おいしいものを沢山食べることが多くなった上、歩いたり
運動することか少なくなってしまったので、体に余分な脂肪がたまり、太
っている人が多くなりました。
だから、知らないうちに病気に近づいていることになりますね。
でも、問題は内臓脂肪ということが分かり、対策も立てやすくなりました。
内臓脂肪は貯まりやすい半面、運動によって減りやすいことも分かったからです。
やはり、病気にならないためには、毎日歩いたり、運動することが非常に大切
なんですね。
メタボには運動が一番です。
メタボに関しては、多少の無理はしても運動が一番です。
因みに、厚生労働省の初めての全国調査調査(04年11月)では、
メタボリックシンドロームの疑いが強いか、その予備軍と見られる人が
40歳を過ぎると急増し、40〜74歳の男性の約50%に上がることが
分かりました。
女性も同じ年代で20%の人が当てはまり、該当者は全国でやく1960万人
に達すると推計されます。
詳しくは下記に朝日新聞の切抜きを掲載しています。
http://www.youandi.jp/th-01/asahi060509.html
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