生活習慣病の予防に必要な一週間の運動量の目安を示した指針「エクサ サイズガイド2006」を、厚生労働省の運動指針小委員会がまとめた。
スポーツだけでなく掃除や階段の上り下りなど、日常生活での活動も 対象にして、内容ごとに具体的な時間をあげており、運動習慣のない人でも活用できるのが特徴。
指針は「エクササイズ」という運動量の単位を設定し、例えば軽い筋カト レーニング、バレーポールなどの運動や、歩行、床掃除といった活動は、 20分行えば1エクササイズとした。
内容がきつくなるほど時間は減り、ゴルフ、速足、自転車、子どもと遊ぶなどは15分、軽いジョギング、エアロビクス、階段の上り下りなら10分、ランニング、水泳、重い荷物を運ぶなどは7〜8分で1エクササイズとなる。
生活習慣病を防ぐには、これらを組み合わせけて一週間に計23エクササイズ以上行い、うち少なくとも4エクササイズは運動することを目標とした。
また、内臓脂肪型肥満に高血圧などが重なったメタポリック症候群と、その予備軍の人たち向けに、運動の目標を設定する方法も紹介。
ウエストを1センチ減らすには、7000キロカロリー分の運動や食事制限が必要となるが、ジョギングと歩行を計20分行った場合、70キロの人では123キロカロリーの消費になるなどと分かりやすくアドバイスしている。
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