ダイエットが原因で寝たきりになる場合があります。
分かりやすく言えば、ダイエットでカルシウム不足となり骨粗しょう症になります。
骨粗しょう症になると太ももの付け根(大腿骨頭部)を骨折する例が多く、この部分を骨折すると治りにくく、そのまま寝たきりになってしまうことがあります。
骨粗しょう症は、骨にスが入ったようなスカスカの状態になり、骨折を起こしやすくなります。
骨粗しょう症は症状が表われにくく、気がつかないうちに進行してしまうことが多いのです。
骨粗しょう症が進行すると背中の痛みや腰痛が出てきます。
そして背中や腰が曲がってきたり、身長が縮んできたりします。
また、骨折をしやすく、治りにくくもなります。
若いうちの無理なダイエットで骨粗しょう症になっていても症状が出ないので、気づかないことが多いのです。
カルシウムは骨に蓄えられますが、不足すると骨から取り出して使います。
妊娠すると、赤ちゃんのために大量にカルシウムを必要とします。
すでに骨粗しょう症やそれに近い状態の女性はカルシウムを取られ、骨粗しょう症はさらに悪化します。
出産後に転んで大腿骨頭部を骨折、30代で寝たきりになった事例もあります。
これは10代の頃の無理なダイエットが原因だったのです。
閉経前後から骨粗しょう症の症状が表われることが多くなっています。
女性は女性ホルモンのエストロゲンの作用で骨代謝が守られているのですが、閉経前後からエストロゲンの分泌が急激に減少します。
この影響で骨代謝は進み、骨粗しょう症になりやすくなってきます。
10代、20代で無理なダイエットをされた方は妊娠、閉経前後に注意して下さい。
ご心配な方は、整形外科等で一度骨密度を測ってみては如何ですか?
いずれにしても、日頃からカルシウムを十分に摂って、骨に蓄えたカルシウムを使わなくてもいいようにしましょう!
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