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顔のたるみを取るサプリ、日米の比較!



日本では、食品と医薬品の2つに分類され、特定機能性食品(トクホ)でも食品です。
一方アメリカは、食品と医薬品の間に「健康補助食品」が設定されて、その認定には厳しい審査に合格しなければなりません。

日本の健康食品はアメリカに比べて40〜50年遅れていると言われていますが、中途半端な「トクホ」で、日米の差はもっと開くことになります。
また、日本では「高価なものほど効果がある」と考える傾向があるために、価格が高く設定されています。
内容が同じものでも、日本ではアメリカの3〜5倍の価格で販売されています。

日本の法律では、サプリメントはお菓子などと同じ食品扱いです。
特定機能性食品(トクホ)なども出来ていますが、まだまだ効果を実証するデータレベルではありません。

そして日本の厚生労働省の考え方を簡単に言うと内容成分が日本独自の基準値よりも超えていない事のほうが、きちんと表示通り入ってる事よりも重要視されています。

例えば、ある成分が一粒あたり100mg 以内と決められて100mg という表示があったら、101mgは大問題で、80mgや70mgいや、60mgの方がまだ宜しいという考え方です。

それを象徴するものに、一番有名な青汁メーカーの製品が一時期、ケールの代用に単なるキャベツを使っていたという事件がありましたが、特別大きな処分を受ける事もなく新聞紙面でお詫びをしただけで、その後何も無かったかのように「信頼のブランド」とか言いながら営業を続けています。

また、コンビニなどで売り上げを伸ばしているテレビでお馴染みのあの会社のサプリメントも、表示のわずか数パーセントしか実際には成分が入っていなかったという事件があっても、やはり簡単なお詫びがあっただけで、何も無かったかのようにその後営業しています。

日本では体に効用、効果のあるものは全て医薬品というカテゴリーに入ります。
要するに、体に効果のある製品作りを「食品」ではしてはいけないという基準が日本にはあるわけです。
その食品レベルの「甘い基準と処分」のみで終わる慣例に乗じて日本のメーカーは、いい加減な製品を作り続けるという悪循環です。

よって、極端な言い方をすれば10円原価のものが、「効きそうな価格」例えば9,800円などで売れてしまう事はメーカーにとっては笑いが止まらない事実があります。

もちろん、まともな企業も日本には沢山あります。
しかし企業が良いものを作ろうとしても、規制された成分範囲での物作りですから、効能効果の期待出来るレベルの製品は作れないようになってしまっているのです。

この事は日本の医薬品メーカーにとっては、ありがたい事だと思います。
もちろん病院にもね。企業の政治献金の効果だと思います。

しかし、私達消費者の立場からすれば、これはとんでもない実情です。

日本は、皮肉にも理想的な食生活文化によりサプリメントへの需要は今でもまだまだ米国(1 兆4千億円市場)等に比べ低く、サプリメントそのものの研究や開発が出遅れたわけです。
(栄養成分などの「発見そのもの」は日本が世界的にも早いのですが、その後の研究を補助する予算が日本には十分無いのです)。

しかし、現在では食生活の欧米化により生活習慣病の蔓延や低年齢化等の問題(実際、長寿国でありながら日本の癌発症率は世界でも最も高くなっています。どこが健康大国なのでしょうか?)を抱えた現在は、市場規模も約900億円、
毎年2桁の伸びと、大きくなり始め、日本の各メーカーも慌てて製品開発をしていますが、40年から50年の遅れは追いつくものではありませんし、アメリカではすでに健康問題を深刻に捉え、日本では考えられないような莫大な国家予算をかけて健康への取り組みを30年前から行っています。

正直、まだ日本では研究が進んでいないというだけで、欧米では安全性や有効性がもう何十年も前から認められてる成分でも、いまだに含有できないミネラルやハーブ等がたくさんあるのは、本当に情けない話です。

又、価格についても、日本では高ければ高いほど良いものという消費者の誤解があり、病気で悩む人に、法外な価格の怪しい健康食品が売りつけられイメージが悪いのも事実でしょう。
要するに、今やワインは本場フランスから直接購入出来るのと同じように、国境を越えて直接お取り寄せ出来る時代です。

最高品質のサプリメントを進んだ海外の信頼あるメーカーから直接個人輸入で「お取り寄せ」する事は賢い選択のひとつなのです。

しかし、ここで注意が必要です。
アメリカのメーカーでも日本に支社等を持った企業は日本の法律に合わせる必要がある為、日本向けの内容成分に作り直され、全く本場とは異なり、有効成分等が半分以下だったり、微量の含有だったり、入れられなかったりといった、結局他の日本メーカー製と変わらない横並びとなりますから、消費者にとっては意味がありません。

「日本人の体に合わせて作った」という表現(言い訳)をこれらの会社は良く用いますが、「何十年という研究結果に基ずいたデータが日本国内ではまだ研究されていないので、分からないので、出来るだけ、少なめに入れるように国からの指示がありますので少し又は入れないようにしました」という意味なのです。

実際、日本ではサプリメントとして認められているビタミンはわずか12種類、ミネラルは5種類のみです。日本で売られているマルチビタミンには、ミネラルは特に何も入っていません!

また、日本ではクロレラ、ローヤルゼリー、プロポリス等がサプリの範囲に入っていますが、アメリカでは、これらはサプリではなく食品です。
アメリカ人は体が大きいので量が違うという人もいますが、アメリカへ行かれた方なら分かるかと思いますが、実際のアメリカはアジアや中南米の人種が大変多い国際社会です。
実際、白人の人口比は約6割です。基準値は男性なら173センチ前後73キロ前後の体重の男性と想定して行っています。これもアメリカ人は皆「白人」「大きい」といった日本人独特の偏見です。

さらにアメリカでは国民保険制度が整っていないから、売れるんだと思い込んでる人も結構います。
確かにその部分もあるでしょう。
しかし現実は任意の保険にも入ってる「高所得者」で、栄養やサプリメント情報に詳しい「知識層」程、サプリメントの愛用者なのです。
体調を常にベストにするための知識を取り入れ、体調管理に、ビジネスのプロとしてしっかりケアしているのが、厳しいアメリカの社会で活躍する第一線のビジネスマン達の姿です。
彼らの働きぶりはもちろん、徹底した自己管理は日本のサラリーマンの比ではありません。


では、アメリカから「健康補助食品」を仕入れて販売すればと考えるのですが、残念ながら、日本では薬事法に触れ、販売は出来ません。
アムウェイ、ハーバライフ等のMLMではアメリカの製品を販売していますが、アメリカと同じ商品名であっても、日本で販売されてるものは、日本の薬事法にふれないように成分を削っています。
「日本人とアメリカ人は体格が違うから、日本人の体格に合わせて成分を調整しています。」なんてごまかしていますが、ウソなんです。

アメリカの厳しい審査に合格し、安全が認められた「健康補助食品」でも、日本では販売できないのです。


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